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【今日からできる】歯を強くする5つのカンタンな方法

投稿日:2019年7月31日 更新日:

歯を強くする方法

今回のコラムでは、どうすれば歯が強くなるのか?という疑問にお応えして、今日からできる歯を強くする方法についてお伝えします。

こちらの記事もあわせてお読みください。
虫歯は完治しないって本当?歯医者は虫歯の進行を止めるために治療する
コーラを飲んでも歯は溶けない!歯が溶ける酸蝕歯と虫歯の違い

そもそも歯が強いってどういうこと?

そもそも「歯が強い」というのはどういう意味なのかを考えてみましょう。

歯が強いということは、主に以下の3つの意味があります。

【1】歯が硬く、外的な衝撃に対して物理的に丈夫である

歯のエナメル質と象牙質

これは歯のエナメル質や象牙質という部分が硬く、外からの衝撃(力)に対して、簡単に割れたりしないということです。

【2】虫歯になりにくい

虫歯になりにくいというのは、虫歯菌が繁殖しやすい環境でないということです。つまり清潔な状態です。

【3】歯茎(はぐき)がしっかりしていて歯が抜けにくい

歯茎の状態が良く、歯周病(歯槽膿漏)に罹患していない状態です。歯は、土台となる歯茎にがしっかりしていないと、グラグラして抜け落ちてしまいます。

では、これらの歯が強いという意味を理解した上で、歯を強くする方法をお伝えいたします。

歯を強くする5つの方法

では、歯を強くする具体的な方法にはどういうものがあるでしょうか?

歯を強くする方法を5つ紹介します。

【1】食べ物から栄養を取る

野菜から栄養を摂る

歯のエナメル質や象牙質を硬くして、物理的に歯を丈夫にするためには、歯を丈夫にする「栄養」を十分に摂ることが大事です。つまり普段食べる食べ物から栄養をとるということになります。

歯を強くする栄養素は主に以下になります。

  • カルシウム
  • ビタミンA
  • ビタミンC

①カルシウム

カルシウムは、歯の石灰化の働きを助けます。

石灰化とは、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶を新しく形成することです。

カルシウムは、以下の食品から摂ることができます。

  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • チーズ
  • 豆腐
  • 納豆
  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • チンゲンサイ
  • オクラ
  • ケール
  • 枝豆
  • ひじき
  • 大根の葉
  • 切干大根
  • オレンジ
  • アーモンド
  • 小魚
  • しらす干し
  • 鮭の水煮缶

②ビタミンA

ビタミンAは、エナメル質の土台を作ります。

また、ビタミンAは、免疫機能を助け、歯の他にも目、骨、肌、爪の健康を保つ働きがあります。

ビタミンAは、以下の食品から摂ることができます。

  • ニンジン
  • カボチャ
  • 牛乳
  • レバー
  • パセリ
  • 海苔
  • ワカメ
  • 昆布
  • ひじき
  • うなぎ

③ビタミンC

ビタミンCは、象牙質の土台を作ります。

ビタミンCは、以下の食品から摂ることができます。

  • 赤ピーマン
  • 黄ピーマン
  • 緑ピーマン
  • パセリ
  • ケール
  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • さやえんどう
  • ゴーヤ
  • イチゴ
  • ミカン
  • バナナ
  • レモン
  • キウイフルーツ

以上のように、カルシウム・ビタミンA・ビタミンCが豊富に含まれている食物を意識的に摂ることで、歯を物理的に強くすることができます。

食物意外で歯を強くする別の方法を見てみましょう。

【2】食後の歯磨きで虫歯を予防する

歯磨きの習慣

虫歯にならないためには、食後の歯磨きが重要です。

なぜ歯磨きが重要なのでしょうか?

食後や間食後は、お口の中が酸性になります。食べ物の酸や、口腔内の細菌が出す酸によって酸性化するのです。

そして、酸の影響で、歯からミネラル成分が溶けやすくなります

ミネラル成分が溶けると、虫歯になりやすくなります。

なので、食後に歯磨きをして、お口の中の酸性状態を取り除き、虫歯になるリスクを減らすことが重要なのです。

酸性の強い食べ物や飲み物を摂った後は、できるだけすぐにうがいをしたり、水やお茶を飲むことをお勧めします。歯磨きは、食後30分後をめどにすると良いでしょう。

また、だらだらと長時間かけて食事や酸性飲料を飲んでいると、お口の中が酸性状態になっている時間が長くなるので、虫歯になるリスクが高くなります。食事はだらだらと摂るのではなく、適切な時間で済ませましょう。

【3】フッ素を歯に塗る

歯を強くする他の方法として、フッ素をじかに歯に塗るということ方法があります。

フッ素は歯のエナメル質を強化し、虫歯菌の出す酸性物質に負けない歯を作る働きをします。

フッ素入りの歯磨き粉(ペースト)も市販されていますが、歯科医院で歯石除去の後に、医療用のフッ素を塗布してもらうことをお勧めいたします。

アメリカでは、水道水の中にフッ素が含まれていて、日常生活の中で虫歯予防が行われています。

【4】規則正しい生活

規則正しい生活

歯を丈夫な状態で暮らしていくためには、規則正しい生活をすることも大事です。

例えば、仕事や家庭のことで忙しくなって、睡眠をきっちりとらなくなった、偏った食生活が続いている、間食が多い、ということが日常的になると、体の抵抗力が弱くなってきます

抵抗力が弱くなると、菌が体に入ってきて、歯周病になったり、虫歯になったりします

ですので、しっかり睡眠をとり、栄養の偏りのない食事習慣を続けることが、歯を強く保つためにも重要となってきます。

【5】歯科医院で定期的なメンテナンス

歯科医院でメンテナンス

本来は、自分自身で歯やお口の状態をこまめにチェックするのが良いのですが、忙しい日常生活の中では、なかなか意識的に実行できないかもしれません。

そういうときは、歯医者さんを頼るのも良いでしょう。

3~6か月に1回、歯科医院にお口のメンテナンスのために通院し、お口や歯の状態をプロの目でしっかりチェックしてもらいます。

定期的にメンテナンスをしてもらうことで、歯やお口への意識も上がり、健康で強い歯を手に入れることができるでしょう。

以上、歯を強くする方法についてお話しました。

ぜひ、今日から歯を強くする生活を始めてみませんか?

歯の定期メンテナンスなら、梅田・西天満・南森町のスマイリー歯科にお任せください。

  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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