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歯のホワイトニングとクリーニングってどう違うの?

投稿日:2020年2月18日 更新日:

最近、街中の広告や歯科医院のホームページで「歯のクリーニング」や「歯のホワイトニング」というフレーズをよく目にします。

どちらも歯が白くなりそうな感じがしますが、実際どういう違いがあるのでしょうか?ここではクリーニングとホワイトニングの違いを見ていきます。

またこちらの記事も参考にしてみてください。
ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いやメリット
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歯のクリーニングとは

クリーニングとは、歯を綺麗にすることで、歯の表面に付着した汚れを落とすことを指します。

歯の内部の汚れや歯そのものが持つ色調は変化しません。保険診療でできることと自費診療でできることがあります。

保険診療でのクリーニング

保険診療の場合は、歯肉炎や歯周病の治療を目的として、歯石除去やプラーク除去を除去します。

まず初めに、歯肉の状態(腫れや赤み、出血の有無)やポケットの深さの記録を行ない、次に歯の汚れをとっていくのですが、スケーラーという危惧で歯石を除去します。

この時は主に歯ぐきから上に出て見えている歯石を除去します。

超音波スケーラーは効率良く落とせますが、キーンという刺激で歯の痛みが出る方には、ハンド(手用)スケーラーで少しづつ落とすことになります。

歯石が少ない方は1回で終わりますが、時間がかかりそうな場合は複数回に分けて落として行きます。

歯石除去が終わったら、専用のブラシと歯磨き粉とを使い、細かな歯石を磨き落とします。

この処置までして、歯肉の状態やポケットの深さを再検査し、歯肉の炎症が軽減し、腫れが引いてくるかどうかを評価します。

もし、ポケットが深い(主に4mm以上)場所があれば、歯茎の中にも歯石が入っていることがありますので、追加で歯石除去をします。

自費診療でのクリーニング

保険診療でのクリーニングは、歯肉炎と歯周病の診断に対する治療が目的ですので、費用と時間、使用できる器材に制約があります。

一方、自費診療のクリーニングはこの制約はありません。

たとえばインプラントのメンテナンスなどは、スケーラーだけでは綺麗にすることができません。

専用のフロスなどを用いて、インプラントに傷をつけないようにしつつ、汚れを落とす必要があり、専門的な知識が求められます。

歯のホワイトニングとは

ホワイトニングは歯を白くすることですが、歯の形をさわらない方法と、歯を少し削る方法とがあります。

歯の形をさわらない方法

まずは先に述べたクリーニングを行い、表面の汚れを落とします。

一番簡単なのは「歯のマニキュア」です。光沢感を出すことでより輝いて見せる方法です。この程度は自宅でも可能です。

次に、歯の漂白(ブリーチング)があります。歯科医院などで行うオフィスホワイトニング、自宅で主に行うホームホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングには、歯科医院だけでなく、セルフホワイトニングサロンというサロンで行う方法があります。

歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士と相談して治療プランが決められます。

またこまめに漂白の状況をチェックしながら最適な漂白剤を選んでホワイトニングをしていきますが、その際に見つかった虫歯や歯周病、ホワイトニングにともなう知覚過敏など、治療が必要な場合もすぐに対応できるという強みがあります。

また、アフターケアもしっかりしているので、一番安心して任せられますが、他の方法に比べてやや割高になってしまいます。

前歯だけのホワイトニングだけでいい」「前のサロンよりも、もうちょっとだけ白くしたい」というような、もっと気軽に安価にホワイトニングを受けたい方には、セルフホワイトニングサロンという手があります。

セルフホワイトニングサロンは、歯科医師や歯科衛生士が常駐していないのですが、自分では準備できないような専用機材や漂白剤などが置いてあり、自分で機械を操作して施術します。

そのため、歯科医院で行うホワイトニングより人件費がかからない分、安価に設定していますが、お口の中のチェックが入らず、自分の歯に合った漂白剤かどうかも専門的なチェックが入るわけではないので、治療効果にはばらつきが出てしまいます。

歯を少し削る方法

歯を白くするという場合、歯の状況によってできることが変わってきます。

虫歯が少ない場合、歯の表面を少し削って素材を貼り付けるラミネートベニアという方法があります。

レジンというプラスチックを貼り付ける場合と、歯の色調や透明感が近いポーセレンという陶材を貼り付ける方法があります。

虫歯がかなり広範囲にあったり、すでに被せ物が入っている歯について白くする場合は、被せ物にする、被せ物をやり替えるという方法があります。

保険診療での被せ物は土台が金属で、その表面に白いレジンというプラスチックを貼り付けていますので、どうしても地金の色が隠すことができず、レジンを白くしても、天然の歯の透明感まで再現は困難です。

天然の歯の感じに近づけるかぶせものとしては、メタルボンドクラウン(陶材焼付鋳造冠)、オールセラミッククラウン(陶材被覆冠)というのがあります。

白くしたい歯とその両隣の歯の状況に合わせ、どの方法が一番良いか、またその費用がどれくらいかを歯科医院でよく相談してください。

まとめ

歯のクリーニング」や「歯のホワイトニング」の違いについてはおわかりいただけましたでしょうか。

どちらも似たような単語で混乱してしまう方もいらっしゃると思いますが、どちらにも大きな違いがありますので、ご自身が求めているものをお選びいただければと思います。

またスマイリー歯科でもクリーニング、ホワイトニングに関する施術を行っておりますので、興味がございましたらコチラもご確認ください。

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  • 記事の監修

吉村 佳博

「南森町スマイリー歯科」「よしむらファミリー歯科」院長。一般診療から審美・美容まで幅広く歯に関して取り組んでいる。大阪歯科大学を卒業し、大学院では博士課程を修了。JR大阪鉄道病院に就職の後、平成7年6月に「よしむらファミリー歯科」を開院。平成18年5月には「スマイリー歯科」を開院した。

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